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文献室


義太夫SPレコード関係資料

国立文楽劇場上演資料集23 双蝶々曲輪日記 付録CD 国立文楽劇場  平1

義太夫SPレコード集成 ニットー編1 国立文楽劇場  平3

 三枚以上の組物とニットーから発売された義太夫SPレコードのリストが載る。

国立文楽劇場上演資料集25 伊賀越道中双六 国立文楽劇場  付録CD 平4

同上 ニットー編2、3 (CDのみ)国立文楽劇場 平5、6

復元 幻の長時間レコード 山城少掾 大正・昭和の文楽を聞く 紀伊国屋書店 平18

 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 早稲田大学21世紀COEプログラム『演劇の総合的研究と演劇学の確立』の成果。

音盤目録1 東京国立文化財研究所 昭41

 安原仙三氏の義太夫レコードコレクションのリストが載る。

レコード文化発達史 第壱巻 明治大正時代初編 山口亀之助著 丸善 昭11 

 初期の義太夫レコード誕生の様子やリストを伝える。

日本レコード文化史 倉田喜弘著 東書選書124 東京書籍  平4 (新版 岩波現代文庫 平18)

 本書と義太夫SPレコード集成 ニットー編1 『ニットーレコード』と義太夫節 倉田喜弘著、ならびに音盤目録1の巻末、(付載論考) 邦楽レコードの変遷 佐藤道子著によって発売された義太夫SPレコードの歴史を大まかにつかむことができる。さらに、同じ著者による歴史と文化背景を解説したものに以下がある。

明治大正の民衆娯楽 倉田喜弘著 岩波新書 黄114 昭55

著作権史話 倉田喜弘著 千人社 昭58

芝居小屋と寄席の近代  倉田喜弘著 岩波書店 平18

国立劇場所蔵レコード目録義太夫節の部1 国立劇場 昭52

 上記のリストを補足できる。

義太夫年表 大正編 文楽協会 昭45

 安原仙三氏が雑誌・文楽(戦後)昭和23年2月号に載せた義太夫レコードの記事が再録されている。また、安原氏は戦前の雑誌・郷土研究上方、文楽芸術にも女義、素義SPレコードを含めた記事を寄稿している。

定本武智歌舞伎 武智鉄二全集 3文楽舞踊 三一書房 昭54 P392 

『古典は消えていく、されどーレコードに残された名人芸ー』

 純邦楽SPレコードに関する記事が載る。 

今日の文楽 岩波講座 歌舞伎・文楽10 岩波書店 平9

 付録 文楽の参考文献 飯島満著 に義太夫主要録音(戦後発売)が載る


鑑賞のための参考文献

 この他に多くの芸談があるが、個別に参照として触れていく。しかし同時代に生きて実演を聞いていないと分からないことが多い。それが昔のSPレコード鑑賞をする一つの動機ではあるのだが、それでも六世土佐太夫のように完全に再現できないのである。

全般:

文楽のすべて 高木浩志著 淡交社 昭57 

文楽の芸 高木浩志著 東京書籍 昭59

黄金時代の浄瑠璃とその後 岩波講座 歌舞伎・文楽9 岩波書店 平10 幕末の名人たち 高木浩志著

今日の文楽 岩波講座 歌舞伎・文楽10 岩波書店 平9

日本の古典芸能と現代 文楽・歌舞伎 内山美樹子 志野葉太郎 岩波セミナーブック60 平8

国立劇場上演資料集 国立劇場 公演時 国立劇場文楽公演で上演される演目についての資料集

語り・旋律・風:

浄瑠璃素人講釈 杉山其日庵著 黒白 大15 (増補版 岩波文庫 上下 緑174ー1、2)

来山人集 岩波書店 日本古典文学体系55 昭36 うち 『神霊矢口渡』の節章解説 祐田善雄著

浄瑠璃史論考 祐田善雄著 中央公論社 昭50

国立劇場芸能鑑賞講座 文楽 国立劇場編集・発行 昭50

義太夫節の様式展開 井野辺潔 横道萬里雄 他著 アカデミア・ミュージック 昭61

浄瑠璃史考説 井野辺潔著 風間書房 平3

文楽談義 井野辺潔監修 義太夫研究会編 創元社 平5

日本の音楽と文楽 井野辺潔著 和泉書院 平10

テキスト:

文楽浄瑠璃集 祐田善雄校注 岩波書店 日本古典文学体系99 昭40

浄瑠璃名作集(上・中・下) 松山米太郎校訂 有朋堂書店 大15 

浄瑠璃名作集(上・下)黒木勘蔵解題 日本名著全集 昭4 

歌謡音曲集 黒木勘蔵校訂 日本名著全集 昭4 

義太夫全集 中内蝶二編 日本音曲全集 昭3

番付:

中西仁智雄コレクション 浄瑠璃番付写真集 全六巻 松茂町歴史民俗資料調査会編 松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館(徳島県板野郡松茂町) 平17

番付は、興行の構造と機能が凝縮されているものである。当HPの黎明期資料室(番付で見る歴史)にて近代期番付数種を時系列的に紹介しているが、この写真集は江戸〜昭和期の人形浄瑠璃番付を俯瞰できる画期的な資料である。さらに巻末の資料解題における論考は、今後の利用に関する様々な可能性を記している。現在、新しい時代への潮目に立ち、近世から近代に至る文楽系・非文楽系の興行史を読み直し今後に生かして行かなければと痛感する。(この度、当HPの活動を御理解頂き、参考資料として寄贈頂きました。)


文中参照

文楽三代 竹本津大夫聞書 朝日カルチャーブックス35 大阪書籍 昭59

文楽聞書 茶谷半治郎著 全国書房 昭21 (古いが、古書店に在庫あり)

芸談かたつむり 竹本綱大夫著 布井書房 昭41

でんでん虫 竹本綱大夫著 布井書房 昭39

文楽の鑑賞 山口廣一著 畝傍書房 昭19 (古いが、古書店に在庫あり)

山城少掾聞書 茶谷半次郎著 和敬書店 昭24

文楽 芸と人 安藤鶴夫著 朝日選書150 昭55 うち古靱芸談(東京新聞 昭19連載)

日本の芸談 第三巻 能・狂言・文楽 九藝出版 昭53 うち山城少掾自伝(日経 私の自叙伝)

昭和の名人 豊竹山城少掾 魂をゆさぶる浄瑠璃 渡辺保著 新潮社 平5

改修文楽の研究 三宅周太郎著 創元社 昭16 (復刻版 岩波文庫 正続 緑176ー1、2)

道八藝談 鴻池幸武編 昭19 (復刻 鶴沢道八著 鴻池幸武編 武智鉄ニ註解 ぺりかん社 昭62)

芸十夜 板東三津五郎・武智鉄ニ著 駸々堂 昭47 武智鉄ニ氏は日本的芸術の正統的流れを追求しようと様々な実験を試みた巨人である。文楽の芸や、特に風に関する論考は一読すべきである。上記、定本武智歌舞伎 武智鉄二全集 3文楽舞踊など。

三世竹本越路太夫寄贈品目録 国立文楽劇場 平8

義太夫稽古本字体便覧 国立劇場 昭48

浄曲の新研究 小山正著 日本学術振興会 昭37

文楽 声と音と響き 茂手木潔子著 音楽之友社 昭63

織大夫夜話 竹本織大夫・高木浩志著 東方出版 昭63

文楽芸術 第貮號 文楽社 昭16

竹本摂津大掾 水谷不倒著 水谷不倒著作集 第8巻 昭52

吉永孝雄の私説昭和の文楽 園田学園女子大学近松研究所編 和泉書院 平7

創刊号のパノラマ うらわ美術館・岩波書店編集部編 岩波書店 平16

文楽雑話 石割松太郎 修文館 昭和19

文楽鑑賞モノグラフ 国立文楽劇場 昭和60

江戸歌舞伎 服部幸雄著 岩波書店 平成5

大いなる小屋 服部幸雄著 平凡社 平成6

大阪の芸能 文楽史 吉永孝雄著 毎日放送文化双書11 昭48