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特集 52004年1〜2004年6月 

三巨頭、ニ代豊竹古靱太夫

 第5回特集は三巨頭の最後、ニ代古靱太夫の音源を聞いていただきます。現在、豊竹山城少掾として多くの音源が再版されていますが、今回は大正期の三代鶴澤清六師とのものを一部紹介します。ニ代古靱太夫は明治22年二世津太夫の門下、当初は津葉芽太夫と名乗り御霊文楽座に出座しました。その後、ニ代團平師のいた稲荷座に1年程在籍したこともありましたが、明治42年にニ代古靱太夫襲名。同年に名手三代目鶴澤清六が相三味線となり、彼によってニ代古靱太夫という刃金は鍛え上げられることになりました。そして、昭和17年に文楽座紋下、戦後に受領して山城少掾と、理知的な解釈と語りで不動の評価を得ました。また、ニ代古靱太夫は明治期に再整理された浄瑠璃・義太夫節の芸の継承と日本における精神性の近代化に向けた波動の接点上で近代義太夫節の理念を具体的に見せてくれた訳です。音源はレコード1面単位で載せます。また、テキストは義太夫全集、浄瑠璃名作集、歌謡音曲集、過去の上演パンフレット付録床本等を参考にしてください


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2豊竹古靭太夫 / 3鶴澤清六 絵本太功記 十段目  > 

ニッポノホン盤 音源 

3816 A

3817 B

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ニット−盤 音源 

339 A

339 B